「0円リフォーム」って聞いたことがあるでしょうか?
住宅のことやお金のことに詳しい方なら聞いたことがあるかもしれません。
人によっては、友達が口にしていて気になっていた…という方もいるでしょう。
何となく聞いたことはあっても、その仕組みを理解している方は少ないのではないでしょうか?
ここでは、そんな「0円リフォーム」の仕組みや条件、金額、注意事項について一緒にみていきましょう。
0円リフォームって何?
0円リフォームというと、お金がかからない、無料でリフォーム出来るということはわかると思います。
しかし、それだけ聞くと怪しいのでは?と警戒してしまいますよね?
ここでは、まず0円リフォームの仕組みについてお話しします。
0円リフォームには主に2つのパターンがあります。
「火災保険の保険金を使用する0円リフォーム」と「住宅ローンの借り換えを行う0円リフォーム」です。
特に違法性や詐欺罪となる可能性はないのでご安心ください。
ただ、0円リフォームの話を巧みにしてくる悪徳業者がいるのは事実です。
この記事の最後に悪徳業者についてもお話ししますので、是非、最後までチェックしてくださいね。
↓火災保険の概要について知りたい方はこちら
↓火災保険の補償内容について知りたい方はこちら
①火災保険を使った0円リフォーム
『火災保険を利用した0円リフォーム』とは、火災保険の申請をして、保険会社からおりた保険金でリフォームを行うケースです。
火災保険は、火災が起きた場合のみ使えると思っている方も多いのですが、実はもっと幅広く火災保険は利用できます。
家の屋根や外壁、雨どいやフェンスなど、住宅の外回りの多くのものが保険適用となり、保険金がおりる可能性があります。
保険金を利用して家のいたんでいる箇所を原状回復するのが、火災保険を利用した0円リフォームです。
この様な火災保険の利用法は以前からあったのですが、あまり一般的に知られてはいませんでした。
しかし、屋根や外壁を修理するには100万円を超える金額がかかったり、雨どいなど普段はあまり気にならない部分もいざ修理をしようと思うと数十万かかります。
これが0円でリフォームできるならメリットはかなり大きいのではないでしょうか?
この様なメリットが広く知れ渡り、最近になって、0円リフォームとして知られる様になりました。
②住宅ローンの借り換えを使った0円リフォーム
もう1つの0円リフォームは、『住宅ローンの借り換えを利用するパターン』です。
まずは、住宅ローン金利引き下げ交渉を行います。
そこで削減した金利分をリフォーム分として組み込んだ形で住宅ローンの借り換えをします。
そのため、最終的には住宅ローンの総額は元の金額と変わらずに、リフォーム代金を捻出できる仕組みとなっています。
こちらは、通称「スマートリノベーション」と呼ばれており、対象条件があります。
◯住宅ローンの残高が1,000万以上残っている
◯住宅ローンの残期間が、10年以上残っている
◯住宅ローンの金利が1.5%以上
以上3つに該当している必要があります。
まずは、この様なリフォームを扱っている専門家に相談をしましょう。
↓リフォームに詳しい業者さんを検索する方はこちら
火災保険を使った0円リフォームの流れ
ここでは、火災保険を使った0円リフォームの具体的な流れについてご説明します。
主な流れは以下の通りです。
①専門家による調査、見積もり
↓
②申請書類作成
↓
③保険会社へ書類送付
↓
④保険会社による調査
↓
⑤保険会社からの通知
↓
⑥保険金受給
↓
⑦リフォーム工事
まず、火災保険を利用できるか、利用できる場合はいくら申請できるのか、確認が必要になります。
この調査を請け負ってくれるのは、調査会社とリフォーム会社、2つのパターンがあります。
↓調査会社とリフォーム会社の比較については、下の記事をご確認ください。
↓一般的な火災保険申請の流れについて詳しく知りたい方はこちらをチェック
申請から保険会社からの通知、受給までは約一ヶ月とされていますが、場合によってはもっと時間がかかる場合もあります。
火災保険を使った0円リフォームを検討する際に、いくつか注意して欲しいことがあります。
最後に注意点についてお話しをしますので、一緒に確認しましょう。
火災保険を使った0円リフォームの注意点
上でもお伝えした通り、火災保険を使った0円リフォーム自体は違法性はありません。
しかし、注意しなければいけない点はいくつかあります。
◯保険金がおりない場合もある
◯原状回復のリフォーム
◯金額は専門家によって見積もりが出され、保険会社によって精査される
◯申請内容に嘘がある場合は、犯罪に問われる可能性がある
◯悪徳業者について
保険金は申請をしたからといって必ず受け取れるものではなく、保険金がおりた場合も見積もり通りの金額がもらえるとは限りません。
保険申請は保険会社によって調査され、最終的に判断がおります。
そして、火災保険を利用した0円リフォームはあくまで、原状回復のための修理が前提となります。
そのため、専門家によって原状回復に必要な金額の見積もりが出されます。
また、申請内容に嘘がある場合は、罪に問われる可能性があるため、絶対にしないようにしましょう。
0円リフォームを売り文句に、お客様にこの様なリスクを説明せずに工事をすすめる悪徳業者はたくさんいます。
保険金を受け取らせるためにお客様に虚偽の申請をさせたり、保険金がおりる前に工事をはじめてしまったりと様々なケースがあります。
おうちの保険申請コンシェルジュではトラブルを避けるため、リフォーム工事の契約は保険金がおりた後にすることをオススメしています。
当サイトでは、お客様にぴったりの業者紹介もしております。
悪徳業者が心配な方や、どこに相談すれば良いかわからずに困っている方は、是非ともご相談くださいませ。
まとめ
ここまで0円リフォームについてお話をしてきました。
今回の内容のまとめは以下の通りです。
◯0円リフォーム自体には違法性はない
◯0円リフォームには主に2つのパターンがある(火災保険利用、住宅ローン借り換え利用)
◯火災保険利用の場合は、火災保険の保険金を利用するリフォーム
◯住宅ローン借り換え利用は、金利引き下げ交渉をし、削減分にリフォーム代を組み込んで借り換えをするリフォーム
◯どちらのパターンもまずは専門家へ相談
◯0円リフォームには注意点もあるので必ず確認
まず、覚えて欲しいことは0円リフォーム自体には違法性はないということでした。
そして、そのリフォームには「火災保険利用」と「住宅ローン借り換え利用」の2つのパターンがありました。
火災保険利用の場合は、火災保険に入っている方全員が利用できる可能性があります。
しかし、そこには悪徳業者の存在といくつかの注意点がありました。
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