火災保険の申請について気になっていますね?
保険申請をする際、いくつか気を付けなければいけないポイントがあります。
ここでは「申請をする際の注意点」についてご紹介します。
①支払われないケース
火災保険では全ての申請に対して保険金がおりるわけではありません。
どういうケースが保険対象外なのか、理解しておくことはとても大事なことです。
ここで一緒に確認していきましょう!
免責
火災保険には「こういう場合は保険金を支払いません」と事前に補償対象外と定められている、免責(めんせき)があります。
- 重大な過失
- 法令違反
- 戦争・核燃料物質
- 経年劣化
- 地震など(地震・噴火またはこれらによる津波)を原因とする損害
免責には重大な過失、法令違反、戦争・核燃料物質、経年劣化があげられます。
この中でも難しいのが、腐食・カビ、さびなどの老朽化や劣化です。
これは自然災害による損害か、経年劣化なのか、判断がとても難しいためです。
経年劣化だと思っていたけれど、専門家に調査してもらうと自然災害が原因だったということもあります!
気になるところがある場合は、専門家に調査を依頼し、確認をしてもらいましょう。
また、気を付けなければならないのが、地震・噴火またはこれらによる津波による損害です。
自然災害による損害を補償している火災保険ですが、地震に関しては補償外です。
補償を受けるには地震保険に加入する必要があります。
保険申請をする際、とても大切なポイントなので確認しておきましょう。
②保険金には支払期限がある
保険金には支払期限(保険会社から保険金が支払われる期限)があることをご存知でしょうか?
実は保険法によって期限が定められています。
期限は、支払事由(支払いの理由となる事)が発生してから3年です。
急いで申請する必要はありませんが、3年を過ぎると保険金を受け取れなくなってしまいます。
保険金には支払期限があることをしっかり覚えておきましょう!
③詐欺や悪徳業者
火災保険申請で近年話題になっているのは、詐欺や悪徳業者です。
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
詐欺や悪徳業者には様々なパターンがあります。
とても有名なのは、台風や水害があった直後に大きな被害を受けた地域の家を回り、「無料でリフォームできる」と半ば強引に契約を結ばせるケースです。
災害後にこのような業者が来た際は、注意をしましょう。
また、保険申請サポート業者と契約をする場合は、契約締結の時期に気を付けてください。
トラブルが多いのは、保険会社からの保険金受け取り確定前の契約です。
保険金がおりなかった場合、高額なキャンセル料を請求されたり、保険金確定前の工事実施などというトラブルがあります。
契約をするのは、保険会社からの保険金支払通知到着後にしましょう。
保険金が降りるかどうかの最終判断は保険会社が行います。
そのため、契約締結を保険金支払通知到着後の保険金確定後にすることで、不要なトラブルを避けることができます。
④申請から支払までの期間
最後の注意点は、保険申請から支払までの期間です。
申請をする上で、保険金がいつ支払われるかは知っておきたいところですよね。
原則として保険申請が完了した日を含めて30日以内と定められています。
ただし、特別な確認や調査が必要な場合には期間が延長されることもあります。
一般的に火災などの事故の場合は、火災保険の支払いまでに時間がかかります。
これは保険会社がこの期間に事故の原因や発生状況の確認、損害額の算定など、損害調査をするためです。
まとめ
ここまで、保険申請の際の注意点についてご説明をしました。
内容は以下の通りです。
①保険金が支払われないケースがある(例. 重大な過失、法令違反、戦争・核燃料物質、経年劣化、地震)
②保険金には支払期限がある – 支払事由が発生してから3年
③詐欺や悪徳業者 – 保険金がおりた後に契約し、不要なトラブルを避ける
④申請から支払までの期間 – 原則は保険申請から30日以内
保険申請を検討する際は、この4点に注意をしましょう。
おうちの保険申請コンシェルジュでは、お客様からの疑問や質問にもお答えしております。
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