火災保険を自分で申請したい!でもわからないことだらけで不安ですよね。
今回は自分で火災保険申請をする方法と、代行で申請を行う業者についてご紹介します。
そもそも火災保険って?
火災保険とは火災はもちろんのこと、風水災や盗難などによって起きた「家財」や「建物」に関する損害を補償するもの。
個人所有の住宅、企業保有の建物につけることができます。
契約時には「家財」と「建物」それぞれの項目について保険金額を決定します。
出典
日本損害保険協会 – 損害保険Q&A – すまいの保険 – 問50 火災保険 (sonpo.or.jp
ここではまず、火災保険について復讐しましょう!
火災保険の種類
火災保険には、具体的にどんな種類があるのでしょうか?
前述したように、大きく「建物」、「家財」の2種類に分かれます。
「建物」では建物本体の他に付属建物が補償の対象になり、「家財」では家具や家電、日常生活で使用する小物などが補償の対象になります。
付属建物とは、建物の門や塀、物置や車庫など建物自体ではないけれど、「建物」としての補償対象に含まれるものを指します。
↓火災保険の種類について詳しく知りたい方はこちら
火災保険の補償範囲
実際のところ、火災保険をかけるとどこまでの範囲が補償されるのでしょうか。
火災保険の補償範囲は以下の10項目に分類されます。
- 火災
- 落雷
- 破裂・爆発
- 風災・雹債(ひょうさい)
- 雪災
- 水災
- 自動車飛び込みやその他物体の落下
- 水漏れ(漏水など)
- 盗難
- 破損・汚損(不測かつ突発的な事故)
適用される補償範囲は火災保険のプランによって異なります。
↓火災保険の補償範囲について詳しく知りたい方はこちら
筆者は実家の屋根が台風によって雨漏りしたとき、修理業者さんに手伝ってもらいながら火災保険を申請し、おりた保険金額の範囲内で修理をしたことがあります。
屋根の場合、自分で確認出来ない上に、素人には申請が難しい部分です。
金額も大きかったため、プロに手伝ってもらえて本当によかったなと思っています。
火災保険申請は自分で出来る?申請の流れを解説
ここからが本題ですが、皆さんは自分で火災保険申請できると思いますか?
申請代行サポートがいるということは素人には出来ないんじゃ…と思っている方も多いのですが、
火災保険申請は、自分で出来ます!
ここからは申請に必要な流れについてみていきましょう。
①保険会社へ連絡し必要書類を送ってもらう
保険会社へ電話・インターネットで申請の連絡をしましょう。
保険会社から申請に必要な書類が送られてきます。
②必要書類を記入し提出
申請書類は4種類あり、契約者本人が記載する必要のある書類は2種類です。
「保険金請求書」に契約内容を、「事故状況説明書」に被害の状況などを記載します。
修理内容や金額を記載する「修理見積もり書」と被害状況を確認するための「被害の写真」の2種類の書類についてはリフォーム会社に頼む必要があります。
③保険鑑定人が来て調査を受ける
保険会社から依頼された保険鑑定人が現地へ訪問し、申請書類と照らし合わせて調査を行います。
④保険金が決定し振り込まれる
調査完了後、約1か月ほどで保険会社から決定通知が届きます。
筆者の実家で火災保険申請をした際は、保険鑑定人の訪問なしに保険金がおりることが決定しました。
少額の場合は調査が行われないケースもあるため、申請書類の送付のみで決定したと思われます。
↓火災保険申請について詳しく知りたい方はこちら
申請サポートのメリットは?申請サポートと自分で申請を比較
火災保険を申請するとき、自分で申請する以外に申請サポートを利用する方法をご存じでしょうか?
申請サポートのメリットやデメリットに加えて、自分で申請した場合との比較を解説します!
申請サポート利用時のメリット
メリット①手間を省くことができる
慣れない申請書類の記入は、とてもおっくうですよね。
また聞き慣れない専門用語が登場したり、自分だけでは難しく、面倒な気持ちになってしまうことも。
申請サポートを利用すれば、面倒な手続きを任せることができる上、時間を節約することが可能です。
メリット②請求ミスを防ぐことができる
自分で申請をすると、請求漏れが発生し本来もらえるはずだった金額が受け取れない……なんてこともあります。
専門家の力を借りれば正しく請求を行い、保険金を受け取ることができます。
メリット③火災保険申請を理解した上で見積もりを出してもらえる
一般的な業者の場合、相場よりも低い金額で見積もりを出すケースも。
また、申請した金額よりも実際に受け取る金額は減額になることも多くあります。
保険金を受け取ったのは良いけれど、実際に工事をするにはお金が足りないなんてことになったら大変ですよね。
火災保険を熟知しているサポート業者だからこそ、そういったケースも想定して見積もりを出してくれます。
申請サポート利用時のデメリット
デメリット①手数料がかかる
申請サポートを利用して給付金が下りた場合、仲介手数料がかかります。
給付金の内30~35%が目安とされています。
デメリット②悪徳業者とのトラブル
悪徳な申請サポート業者に頼んでしまうと、高額な手数料請求や火災保険申請とは関係のない工事を強引に勧誘されてしまうケースも見られます。
慣れない方にとっては業者選びが難しく、悪徳業者とトラブルになるリスクもあるため、大きなデメリットと感じる方が多いのです。
申請サポートと自分で申請した場合を比較
ここまで申請サポートのメリットとデメリットを見てきました。
火災保険申請は自分でも申請できるけれど、申請サポートのメリットを感じられる場合もあります。
ケースによって使い分けが大事です!
4つの例を見てみましょう。
例①大きな災害で複数箇所申請する場合
申請サポート→プロがチェックで申請漏れを防げる
自分で申請→自分の気づいた箇所のみ申請、申請漏れの可能性大
例②大きな金額の申請をする場合
申請サポート→火災保険申請を理解した上で見積もりを出してもらえる
自分で申請→申請後に受け取り金額減額になると、工事費用が不足する場合も…
例③忙しく時間がない方の場合
申請サポート→火災保険を熟知したプロがサポートしてくれるので短時間で申請完了
自分で申請→忙しさのあまり、3年という申請期限を過ぎてしまうことも…
例④少額で原因も明確な場合
申請サポート→手数料がかかる
自分で申請→手間と減額される心配はあるが、手数料はかからずフルで受け取れる
この様に、複数箇所申請する場合や金額が大きな場合などは、申請サポート利用のメリットも大きいのです!
手数料を払ってもメリットがある場合は申請サポートを利用、それ以外は自分で申請するのもおすすめです◎
まとめ
火災保険申請を自分で行う方法と申請サポートを利用する方法をご紹介しました。
保険申請サポートを利用するメリットは、「①手間を省き時間の節約」「②申請漏れを防ぎ、正しく申請できる」「③火災保険申請を考慮した見積もりを出してもらえる」の3点でした。
またデメリットは「手数料」と「悪徳業者とのトラブル」です。
火災保険申請サポートは手数料がかかるため、複数箇所申請の場合や金額が大きい時、忙しい時におすすめです◎
ポイントとなる申請ミスや申請漏れ防止はそんな時、大きなメリットになります。
逆に少額の場合や、時間に余裕がある場合は自分で申請をチャレンジしてみるのも良いですね!
「申請サポートを利用したいけど悪徳業者が心配!」という方は以下の記事もご覧ください。