火災保険で雷の被害は補償される?

梅雨の時期や夏のゲリラ豪雨の季節に多い雷は、火災保険で補償されるのでしょうか?

近年、ゲリラ豪雨が話題になっていますが、その際に発生することが多いのが「雷」。

近くで鳴っていると、もし我が家に落ちたらどうしようと不安になりますよね。

そんなときのために、火災保険の雷被害の補償についてみていきましょう。

 

火災保険で雷の被害は補償される?

雷が最も多く発生するのは夏の8月です。

ゲリラ豪雨の時に多く発生しているイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

雷の被害としてあげられる例は、雷が落ちて家が火事になった。近隣の住宅に雷が落ち周りの家にも燃え広がった。家に雷が落ち、家の家電(パソコンやエアコン、テレビ等)が壊れた。などというケースです。

雷による被害の補償は火災保険の基本的な補償に入っています

先にあげた雷による被害の例は、ご加入の火災保険で雷が補償内容に入っている場合、補償対象となります。

 

↓火災保険の契約内容を確認したい方はこちら

火災保険の契約内容を確認!保険証券の見方

 

火災保険って雷以外にもどんなことを補償してくれるんだっけ?という方はこちらをチェック↓

火災保険の補償内容とは?!

 

火災保険の雷被害で補償されるもの

雷被害にあった際に、火災保険ではどんなものが補償されるのかをみていきましょう。

火災保険には、補償されるもの=「補償対象」が2種類あります。

  1. 「建物」(建物に付属しているもの含)
  2. 「家財」(家の中にある品物。例. 家電や家具など)

この対象は火災保険に加入する際に、補償対象を決めているので、分からない場合は保険証書などでチェックしてみてください。

 

↓火災保険の契約内容を確認したい方はこちら

火災保険の契約内容を確認!保険証券の見方

 

①「建物」(建物に付属しているもの含む)

建物自体はもちろん、建物に元々ついているキッチンお風呂なども含まれます。

雷被害では、インターホン備え付けのエアコンアンテナなどが含まれます。

 

②「家財」(家の中にある品物)

家の中にあるもの全般になりますが、テレビやパソコンなどの家電が雷で故障し、火災保険の補償を使いたい場合は家財が補償対象になっている必要があります。

近くで雷がなっており家電の故障が気になる場合は、故障防止のためにコンセントの電源を抜いておくのがおすすめです。

 

↓火災保険の対象、建物と家財の詳細はこちら

火災保険とは

 

 

火災保険の雷被害で補償されない場合

雷は火災保険で補償されるというお話をしましたが、補償されない場合もあります。

具体的には2つ。

  1. 経年劣化の場合
  2. 支払い期限が過ぎている

 

それぞれ内容をみてみましょう。

 

①経年劣化の場合

家電が雷が原因で壊れた場合、落雷の結果か、購入から時間が経ち自然と劣化した結果なのか判断が難しいところです。

落雷の場合は補償されますが、経年劣化と判断された場合は補償対象外です。

落雷が原因ではないかと疑いがある場合は、近隣で落雷があったかどうか、調べてみましょう。

 

②支払い期限が過ぎている

2つ目の支払期限ですが、火災保険には「損害の原因となった事柄から3年」という支いの期限があります。

雷の場合は、原因となった雷が発生した日から3年です。

これを過ぎると、保険金がもらえなくなりますので注意しましょう!

 

火災保険がおりないケースをまとめた記事↓

火災保険で保険金がおりないことがある!

 

火災保険の雷被害でもらえる金額はいくら?

火災保険の保険金の金額は以下の様に決められています。

 

損害額※-自己負担額(設定されている場合)=保険金

※保険加入時に決めた上限以上の金額は支払われません。
※損害額 – 損害箇所の原状回復のために支払われる金額のこと。業者の見積もりなどを元に計算されます。

 

保険金の金額の決まりについてはこちらをチェック↓

火災保険で保険金はいくらもらえるの?金額の決まり方や火災保険の考え方を解説

 

火災保険の雷被害で保険申請の流れ

申請の流れは他の損害のケースと大きな違いはありません。

 

雷発生→調査会社や業者に見積り依頼→保険会社へ申請→保険会社より通知→保険金受取→修理工事など

 

雷の場合、気をつけたいのが落雷があった事実が証明できる資料の添付。

落雷の場合は、罹災証明書が発行されない場合、その事実を証明するのは他の自然災害に比べ難しいというのが現状です。

気象庁などの観測情報や、電力会社のホームページなどの落雷情報など証明になりそうなものを集めましょう。

それと同時に、雷被害発生時にすぐに片付けずに、被害の状況を伝えるために写真に残すことも大切です。

 

申請の際に必要なものは以下の通りです。

①保険金請求書(保険会社に請求するための各保険会社指定のフォームの用紙)

②修理業者やメーカーの見積書・報告書

③落雷の事実が証明できる資料

④被害の状況が伝わる写真など

    ↓詳しい申請の流れを知りたい方はこちら

    実は簡単!?火災保険の申請方法と流れを徹底解説!

     

    まとめ

    ここまで火災保険で雷被害は補償されるかをみてきました。

     

    ご加入の火災保険の補償内容に雷が含まれていれば、雷被害は火災保険で補償されます!

    その補償の対象となるものは、大きく分けて「建物」「家財」の2種類です。

    経年劣化が主な原因と判断された場合や、支払い期限が過ぎてしまうと保険金を受け取ることはできません。

    もらえる保険金の金額は、保険金=損害額-自己負担額。

    雷の場合、気をつけて欲しいのが申請時。

    落雷があった事実を証明する書類や、被害状況を伝える写真の準備をしましょう。

     

    雷が近くで発生した場合、この内容を思い出してもらえると嬉しいです!

     

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