火災証券が何のことかお分かりでしょうか？
火災証券とは、保険を加入した際に、保険の条件や内容をまとめたものです。
証券が郵送で送られてくるのが一般的ですが、オンライン上でのみ確認できる保険会社もあります。
火災保険の保険証券を見つけたけれど、内容がサッパリわからない…
そんな方に向けて、今回は火災保険の保険証券について証券の見方や保管方法、失くした場合や内容変更をする場合についてご説明します。
保険証券での火災保険契約内容確認は、火災保険申請をする際にまず最初にするアクションです。
しっかり予習をしておきましょう！
保険証券の見方
保険証券がどのような形式になっているか、ご存知でしょうか？
契約内容や注意事項が細かく記載されているのですが、あまりしっかり見たことのない方も多いと思います。
火災保険の証券には、建物情報、保険加入状況、特約の情報等と大切な情報が多く詰め込まれています。
主な記載内容はこの様なものです。
・ご契約者（保険契約者）のお名前、住所
・ご契約情報 – 「保険種類」「証券番号」「保険期間」
・建物情報 – 所在地や構造など、保険の対象となる建物の情報
・保険料
・保険金額
・補償範囲と特約
・ご連絡先 （契約内容変更や事故の際など）
保険会社にお問い合わせをする際に必要な証券番号が記載されているのは、ご契約情報の部分です。
地震保険に加入している場合は、火災保険に関する項目も記載されます。
・地震保険情報
・地震火災費用の情報
はじめて見た方は内容が細かく、びっしり書かれていて、びっくりしたと思います。
さて、火災保険で保険金の申請をする際に確認する項目はどこでしょうか？
次で一緒に見ていきましょう。
↓まずは火災保険の概要を知りたい方はこちら
火災保険申請の際に確認する項目
火災保険証券には沢山の情報が記載されていることはご理解いただけたと思います。
申請をする際に一番大事なのは、「補償範囲と特約」です。
この補償範囲と特約によって、どのようなケースで保険金がおりるか、変わってきます！
補償範囲には、火災・落雷・破裂、爆発、風災・雹（ひょう）災・雪災、水災、水漏れ、盗難、不測かつ突発的な事故などがあります。
具体的には、水災では自然災害による洪水や高潮、土砂崩れ、不測かつ突発的な事故では家庭内でのうっかり事故による損害を補償します。
また、特約というのはオプションです。
元々のプランに付いていなかった部分をお客様に合わせてプラスアルファーで補う役割があります。
補償範囲や特約と合わせて証券番号、保険内容、保険期間についても合わせて確認をしましょう。
↓火災保険の補償内容について知りたい方はこちら
保険証券の保管方法と紛失
保険証券は万が一に備えて、取り出しやすい場所に保管をしましょう。
保険会社に連絡をするのもスムーズに出来ます。
家事や水害も考えられますので、災害非難用のカバンの中にコピーを入れておくのもおすすめです。
大事な保険証券を紛失してしまった場合は、保険会社に再発行依頼をしましょう。
会社によって代理店や保険会社での電話対応やオンラインでの対応など様々です。
保険会社のホームページでまずは確認してみましょう。
再発行までに郵送での本人確認があったりと時間がかかる場合も多いので、早めに依頼すると良いですね。
尚、保険証券を失くしてしまっても、保険は適用されますのでご安心ください。
保険証券の契約内容変更
火災保険の契約内容に変更がある場合も、保険会社に連絡をしましょう。
部屋を賃貸として貸すことになった場合や、離婚や相続によって契約者が変わる場合など。
変更がある際に、変更手続きを行わないと、その後トラブルになる可能性もあります。
この様な変更が生じた際は、忘れずに保険会社へ連絡をしましょう。
まとめ
ここまで、火災保険申請の際に必要な証券の見方についてみてきました。
内容をまとめると以下４点です。
◯保険証券は加入している保険の条件など内容をまとめたもの
◯火災保険申請の際にまず最初にして欲しいのが保険証券での内容確認
◯証券に記載されているものの中でも最も注目して欲しいのは「補償範囲と特約」
◯証券を紛失したり、変更があった場合は、すぐに保険会社へ電話してください
保険証券には加入している保険についてびっしり書かれています。
その中でも保険の補償範囲や特約を再確認し、保険適応の範囲を理解しておくと万が一の時に役立ちます。
証券は再発行してもらえるケースが多いのですが、保険会社に連絡する際に使うとても大事な書類です。
しっかり保管し、紛失や変更があった際は保険会社へ連絡しましょう。
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