火災保険で盗難被害が補償されるかどうか、気になっていますね?
近所で空き巣被害があった、なんていう話もよく聞きますよね!
他人事とは言えない盗難被害。
火事の保険というイメージが強い火災保険も様々な補償を用意しており、その1つが「盗難」です。
実は、火災保険での保険金支払で多いのが「盗難」。
今回はその内容や条件を確認していきましょう。
火災保険で盗難は補償される?
火災保険は火事の時の保険と思っている方も多いのですが、実際は水災や風災など様々な補償があります。
盗難は自然災害ではないのですが、家を襲うリスクとして盗難も代表的な火災保険の補償の1つです。
まず確認すべきは「盗難」の文字
盗難被害で火災保険を申請する場合に、まず確認すべきは「盗難」の文字です。
先ほどもお話しした様に、盗難も代表的な火災保険の補償の1つですが、全ての保険に必ずしもついている補償ではないのです。
プランによっては盗難が補償内容に含まれていない場合もあるので、気になる場合はお手持ちの保険証券や火災保険会社のホームページで確認をしてみてください。
補償に盗難が入っている場合も注意をしなくてはいけないことがあります。
それは、保険の補償対象です。
保険の補償対象については次でお話しします。
↓火災保険の各補償内容について知りたい方はこちら
↓火災保険の契約内容を確認したい方はこちら
火災保険で盗難被害が補償されるモノとは?
実際に空き巣などの被害にあった場合は、被害は主に2つに分かれます。
①建物 − 塀やフェンス、窓、ドア、ドアの鍵、床など
②家財 − 家の中に置かれていたテレビやパソコンなどの家電や家具
1つは、侵入する際に窓やドア、鍵を壊されたり、床が汚れてしまったりという被害です。
これらは、火災保険では「建物」という補償内容に含まれます。
そして、もう1つは、家の中にある家電や家具です。
この様なものは、「家財」と呼ばれます。
火災保険では、この様に補償の対象が2つに分かれています。
そのため、火災保険の補償対象は「建物のみ」、「家財のみ」、「建物・家財両方」の3パターンあります。
加入されている保険で、補償の対象となっていないものは補償されないので、気をつけてくださいね!
火災保険の基礎知識が知りたい方はこちらの記事をチェック
ここまでの内容を振り返ると、以下の通りです。
『盗難で保険金を受け取れるか、確認する方法』
①「盗難」に含まれていることを確認
②加入プランで補償して欲しいものが補償される対象かを確認
それでは、次は気をつけなければいけないモノについて見ていきます。
盗難で火災保険を使う際に気を付けるモノとは?
ここまで見てきた中で「全部補償される!」と喜んでいる方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください!
火災保険で補償されるモノの中には気をつけなければいけないモノがいくつかあります。
ここでは、注意すべきモノ2つを紹介します。
- 現金、通帳、宝石などの貴重品
- 自転車、バイク、車などの乗り物
それでは見ていきましょう!
現金、通帳、宝石などの貴重品
ここで大事なポイントは、補償されるモノにも補償の限度額が決まっているということです。
現金 − 20万円まで補償
通帳が盗まれお金が引出された場合 − 200万円まで補償
宝石や美術品など高級品 − 30万円まで補償(申告をしていれば全額補償)
基本的には1つの家財につき20万円までと決められています。
そのため、現金は20万円まで、通帳が窃盗被害にあい出金された場合は200万円までというのが一般的です。
一定の基準額を超える美術品や宝石などは事前に申告をする必要があります。
申告されたモノが盗難にあった際は全額補償されるのでご安心ください。
自転車・バイク・自動車などの乗り物
ここではそれぞれによって補償が変わるので1つ1つチェックしていきましょう。
自転車 − 敷地内に停められていた場合は補償される
バイク − 125cc超のバイクは補償対象外(敷地内に停められていた125cc以下のバイクは補償対象)
自動車 − 補償対象外
火災保険では、自動車と125ccを超えるバイクは補償外となっています。
125cc以下のバイクと自転車の場合も敷地内に停められていたということが大事なポイントになります。
というのも、火災保険はその敷地内のものを補償する保険なのです。
そのため、敷地の外に停められていた場合や、外出先での盗難は補償の対象にはならないため気をつけてください!
結局保険金はいくらもらえる?
実際、盗難に遭ったら、いくら保険金がもらえるのか、とても気になりますよね?
家財については、先ほどもお伝えした様に、基本的に1つの家財につき20万円までとなっています。
ただ、実際に保険金を受け取る際は、以下2点を証明する必要があります。
①盗まれたモノがその時に家の中にあった事
②そのモノが盗まれた事
これは中々難しい事なので、被害を想定して事前に以下3点をおすすめします。
・高い品物のレシートや領収書をとっておく
・家の中の写真を撮っておく
・補償をしてもらいたいものをリスト化しておく
窓やドア、床などを含む建物については、基本的には原状回復のための費用が支払われます。
損害額-自己負担額(設定されている場合)=保険金
※保険加入時に決めた上限以上の金額は支払われません。
↓火災保険申請でもらえる保険金の金額について知りたい方はこちら
まとめ
ここまで、火災保険で空き巣などの盗難が補償されるかどうかをみてきました。
今回の内容は以下の通りです。
①まずは、補償内容に「盗難」が含まれていることを確認
②加入プランで補償して欲しいものが補償される対象かを確認
③家財の中には注意すべきモノがあるか確認(現金や通帳、貴重品、乗り物)
④支払われる保険金は「建物」と「家財」で考え方が異なる
盗難については、まずは加入プランの確認が大切です。
家財は基本的には1つにつき20万円の補償が基準になります。
一定額の基準を超えるモノは忘れずに申請をしましょう。
盗難のリスクが気になる場合は、事前に貴重品のリスト化や写真撮影がおすすめ◎
建物については原状回復というのが支払われる保険金の基準になります。
火災保険について気になること、なんでもご相談ください!
↓火災保険の契約内容を確認したい方はこちら